生垣バリカン刃研ぎ!DIYでも出来る【初心者編】

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今回は、愛用の マキタ 生垣バリカン 充電式18V MUH404DRF の刃研ぎの様子をDIY初心者にも分かりやすく紹介していきます。

刃が研げるようになってから生垣バリカンを更に使いこなせるようになりました。
切れ味の良い状態を維持する事で作業効率が上がり機械への負担も軽減できます。

私が感じた研ぎ方のコツや注意点を書いていきたいと思います。
是非、最後までお読みいただき皆様の参考にしていただければと思います。

切れ味が悪くなっても、使い続けていませんか?

皆さんは、生垣バリカンの刃が切れにくくなっても、無理してそのまま使い続けていませんか?
生垣バリカンの刃も、刃物である以上は、いつまでも新品の様に切れ続ける事はありません。
昔の大工さんが、毎日カンナやノミを研いでいたのは常に質の高い仕事をするためです。
それは、安全に効率よく作業を進めるうえで絶対に必要な事だったんですね。

生垣バリカンも同様に、切れる刃を使う事で作業がはかどり怪我や故障のリスクも軽減できるのです。

この記事では、DIYで生垣バリカンの刃を研ぐ方法を、初心者の方にもわかりやすく解説して行きます。

刃研ぎの必要性とやり方

なぜ、刃を研ぐ必要があるのか?

新しい替刃に交換すると「今までどれだけ切れない刃で頑張っていたのか?」と、多くの人は
気が付く事でしょう。切れる刃と、切れない刃とでは、体に及ぼす疲労や作業時間も全く違ってしまうのです。

また、常にバリカン本体に不可がかかり続けている事で、機械の寿命にも悪影響を及ぼし、最悪は故障の原因にも繋がります。

「切れない包丁の方がケガをしやすい」と言われるように、キレない刃物を使用する事は
余分な力や、危険な体制に繋がりやすく怪我や機械の故障に繋がるリスクも高まると言えます。
それらの事からも、常に切れる状態を維持する事が、作業性や安全性にとって極めて重要と言えるでしょう。

水研ぎを推奨します!

個人的には、生垣バリカンの刃を研ぐ方法は水研ぎがベストと考えていますので、このブログでは手作業による水研ぎ方法を説明しています。

もちろん、刃がかけた場合や酷く原型が崩れてしまっている古い刃などの場合は、グラインダーで刃の角度から成型する必要がある場合もあるかもしれません。

しかし、グラインダーなどの電動工具は、刃を研ぐどころか、全体の形状を変えてしまうほどの威力がありますので、慣れていない方には特にお勧めはできません。

実際に、私自身、水研ぎで十分普通に研げていますので、それが最適であると確信しています。

準備するもの

・ダイヤモンドヤスリ 400~600番
・プラスドライバー
・六角レンチ 5mm
・水
・ウエス
・機械油
・エアーコンプレッサー(なければ拭き取りでも可)

車の空気を入れたり、エアー工具にも使えます!もし、エアコンプレッサーご検討ならコレです!
私も、これの型遅れ機種を長年使っていますが、オイル交換不要で音も小さいし、調子もいいです。

研ぎ方

1、まず、最初に生垣バリカン本体からバッテリーを取外しましょう。

間違て刃を駆動させてしまうと大けがをする可能性がありますので、必ず一番最初に
バッテリーを取り外してください。

2、本体から刃を取り外しましょう。
取外しの手順は「替刃交換DIY」のブログでも紹介しています。

手袋などを着用して取扱説明書の通り正しい手順で刃を取り外しましょう。
刃に触れたり、落下しないように注意して取り外し作業を進めてください。

古いグリスを拭き取り部品を取り外していきます

7mmレンチとプラスドライバーで外します

私のように、素手でやってはダメです! 軍手などをして安全に作業される事をおすすめします。

分解が完了です!

拭き取ったグリス残りを洗います。

流し台や水道蛇口の近くで水を出しながら水研ぎをおすすめします。
近くに水道が無い場合や、流し台を汚したくない場合などは、バケツに水を入れ、砥石をこまめに濡らしながら研いでいきましょう。

高儀(Takagi) M&M ダイヤモンドシャープナー

右利きの方は、左側の刃だけを順に研ぎます。

ダイヤモンド砥石は400~600番がおすすめです。
シャープナーは軽量で疲れにくいメリットがありますが、バリカンの刃は数が多くて短いため、頻繁に滑って指が刃に当たるので軍手をしてても怪我をする可能性もあります。絶対に刃に手が当たらないよう細心の注意をしましょう。

END –>

ダイヤモンドヤスリ 400~600番

最後に、裏に出たバリだけを軽くこすります。

一般的な長方形のダイヤモンド砥石は、生垣バリカンの刃に対して一見大きすぎて不向きにも見えますが、実際やってみた結果、よく研げるので、アリかなと思います。

刃の角度に合わせやすく、砥石なのでヤスリとは性質が少し違いますね。
砥石で水研ぎなら、仕上がりが良いのは当然です。ダイヤモンド砥石なら、包丁やナイフを研いだり、砥石直しにも使えるので持っていれば一石二鳥です。

私としては、ダイヤモンド砥石でバリカンの刃を研いでいます。

爪が滑らず、引っかかったら合格です。

水分をエアーで吹き飛ばしてから油をさします。

写真のように、爪を軽くゆっくり滑らせてスッと滑ったら研げていません。
引っかかる様な感じで止まれば刃が付いていると判断出来ます。

板を重ねてワッシャーリングを通します。

ボルトナットを規定トルクで締めましょう。

ボルトナットは、締めすぎると刃が動かなくなります!
また、緩すぎると草や小枝が入り込んで刃が曲がってしまいダメになる可能性があります!
必ず、規定トルクで緩めに締めましょう。

完成したら油をたっぷり塗って拭き上げましょう

お疲れさまでしたW

3、研ぎ方のコツ

右利きの方は、左側だけを順番に研いでいく流れです。左側の刃が全て終わったら、
刃の向きを回転させると、先ほど右側だった面が左側にきますので、また左側だけを研いでいく流れです。
あっちも、こっちも、研ぐような方法は砥石の角度の維持や姿勢の維持が毎回変わる事で正確な角度を見極めにくく失敗の原因になります。必ず刃の左側だけを連続して研いでいく事が重要です。

このブログでは、私の主観から、先端部分(刃先)を研ぐことは、あえて説明していません。
私は、毎回先端部分は研ぎませんが、同じ要領で研ぐことは可能ですので、お好みでご判断ください。

刃の傾斜部分に砥石がピッタリひっつく様な角度が正解です。
一本一本、必ず研いだ刃先の傾斜部分がムラなく一面銀色になっているか?を目視で確認してから
次の刃に移動してください。

仕上げ

全ての刃を研ぎ終わったら、エアーで水気を飛ばしてしっかり乾かしましょう。水分が残っていると、せっかく研いだ刃が錆びてしまいます。研いだ部分は鉄がむき出しになるため得に錆びやすいので注意が必要です。エアーコンプレッサーが無い場合は、よく拭き取ってから更に自然乾燥させましょう。

水分が完全に乾いたら、油を塗りましょう。錆止め効果と潤滑効果が期待できます。

刃研ぎの注意点!

力を入れてはいけません。砥石と刃がピッタリついている角度を維持しながら軽いスライドの繰り返しで水研ぎしてください。

研ぎながら、刃の角度と砥石の角度が合っているか?色合いをこまめにチェックしましょう。研ぐ前にマジックなどで刃を真っ黒に塗っておくと、最適な角度で研げているかの確認がしやすくなります。

正しく研げている場合は、刃の傾斜部分全てが綺麗な銀色に研げていくハズです。傾斜部の一部だけが銀色だったり、一部黒いままの場合は、正しい角度で研げていません。傾斜部が全て平らに銀色になるイメージで正しい角度を見極めて、こまめにチェックしながら研いでいきましょう。

砥石で水研ぎなら、間違った角度で研いでしまっても、コマメに確認して角度を修正すれば、問題ありません。長時間間違った角度で研ぎ続けると刃の原型を失いダメになってしまう事もありますが、砥石なら短時間で変形するほど削る事は出来ませんので、失敗リスクは軽減できます。

サンダーなどの電動工具はお勧めできません。刃の傾斜部の原型角度を変えてしまう程研げてしまう恐れがあり、少し削っただけでも、簡単に原型を崩してしまう恐れがありますので、慣れていない方には特におすすめは出来ません。

刃こぼれや、既に原型が崩れてしまった刃を大きく削って修正する場合ならグラインダーは有効です。

刃先に指や手が当たったり、かすってしまうと、怪我をしますので注意が必要です。
また、作業台から落下して怪我をする可能性もありますので安定した台の上で注意して作業をするようにしましょう。

まとめ

生垣バリカンの刃研ぎは、コツさえつかめばDIY初心者の方でも可能です。

刃を研ぐことで、作業が楽になるだけでは無く、安全面や生垣バリカンの故障のリスクも軽減する
事がわかりました。

毎回、刃を研ぐ度に取外すのは大変ですので作業性や刃を長持ちさせるために予備の替刃を用意して、常に2つの刃を交互に付け替えて使う事をおすすめします。

刃物に限らず、機械や道具は愛情を持ってメンテナンスする事で愛着が高まり、道具の特徴や癖に寄り添える心を持つことで同じ作業をしていても幸福度が高まり作業もはかどると私は思っています。

今回取り換えた、マキタ 生垣バリカン 充電式18V MUH404DR の替刃は
マキタ 生垣バリカン用替刃 400mm高級刃 A-47955 です。
適合をお間違えの無いように、ご自身のモデルを再度ご確認くださいね。

皆様も刃を研いであげたり、しっかりメンテナンスをして、最愛の相棒と一緒に庭木の剪定を末永く
楽しんでいただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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