大きな畑を貸していただきました。
こんにちは。エリー自然農園です。
大変ありがたい事に、大きな畑を貸していただけることになりました。
私たち夫婦は、15年以上と、長らく自然農をやっていますが、完全に自己流ですので失敗や、日々勉強しながら、緩く自然農を続けています。
記録やデータなどを取らずに長年記憶や感覚だけで野菜作りを続けています。ですので、一年前の失敗した原因を忘れて、毎年同じ失敗をする事も多々あります。
大きな畑を期に、今後はこのブログで日々の栽培記録や、役立つ道具、機械などをちゃんと記録して行こうと思います。
自然農や自然に関わる趣味を、今後ブログで記録していきます。
私たちの失敗や作業方法など、自家菜園や自然農を、これから検討している方のヒントになれば嬉しいです。
そういう訳で、今回のブログが最初の投稿となります。
冬の終わりから、未だ極寒の春にかけて、大きな畑で自然農をスタートします。



畑を始める! 最初の1年は特に大変です。
これから自家菜園を始める方!
自家菜園は最初のスタートが一番大変だと言う事を知っていましたか?
私たちは、最初だけ畝を作ります。次の年からは再利用するので楽になりますが、最初の一回目だけは開墾と畝作りが大変です。
とりあえず、防護柵で周囲を囲んで、地面の凹凸を平らにしてから畝を作りまた。
簡単に書いてますが、実際には周囲一周の防護策とこれだけの面積の最初の開墾には1か月くらいかかってしまいました。
「畝を作ったら自然農じゃない」と言う人もいるかもしれませんが・・・
「畝を作るな」「草を刈るな」「水をやるな」などは、ここでは一旦置いておきましょう。

夏が近づくと、草の成長が速まります。左に育ってるジャガイモはこの後すぐに草に覆われてしまいましたが、これだけ成長しているので、もう草に覆われても問題ありません。このように時と場合によって草を刈る事もあります。
温室で、寒い時期に苗をこしらえるのはダメ?!



以下は失敗談で、来年も同じ事をやらかす危険性があるので忘れないように記録しておきます。
今年から、温室小屋の中に更にビニール小屋を置いて、暖房完備で3月から種を発芽させています。
これは、初めての試みです。
何故、試みたかと言うと、これまで、5月、6月に畑に直撒きしてきましたが、肥料を使わない自然農では、成長に時間もかかるので収穫回数が少ないからです。
それによって機会損失が生じている事から、数回の収穫をするため、寒い時期から種を発芽させて、一回増やしたらどうなるだろう?と思ったわけです。
苗を買って来て植えている人は、6月にはキュウリやゴーヤが大量に実っていますよね。
一方、うちの畑は、8月くらいまで実りませんので、毎年2回戦くらいしか出来なかったわけです。
ですので、寒い時期から温室で発芽させて収穫回数を増やそうと思ったわけです。
結果。
それは、大きな間違いである事が判明しました。今は8月31日です。
化学肥料も有機肥料も使わない私たちの農法では季節外れに無理矢理発芽させても、その後の成長が遅すぎるため大半の野菜は育たない事がわかりました。
本来発芽しないような寒い時期に無理矢理発芽させてしも、その後の成長が出来ないわけです。
3月、4月の寒暖差で、ほとんどの野菜がほぼ全滅しました。
諦めきれず、何度も何度も挑戦したのですが、何度やってもほぼ全滅。種がもったいなかったですね。
そんな中でも、小松菜だけは、成長してくれました。
4月に植えたキュウリは、成長が止まったまま、もうダメかと思いましたが、7月くらいから突然大きくなり出して、9月の終わりまで、たくさん収穫が出来ました。このように自然農では、5か月もかけて、しっかり育ってくれる事もある事がわかりました。
レタス、高菜、人参、ナス、しし唐などは、全て全滅してしまいました。
私の畑での最適な植え時期とメモ。
私なりの教訓なのですが、自然農では大半の野菜は5月~6月。秋植えは9月でいいと思います。
実際、私の畑では、4月に撒いて無事成長する野菜は小松菜とジャガイモくらいでした。キュウリは奇跡的に成功した感じです。
・小松菜(温室3月下旬) 発芽率80以上、収穫80以上
・キュウリ(温室4月下旬)(5月。6月3回 直撒き) 4月に撒いた分は寒すぎて成長が遅すぎたので後発組とほぼ変わらない成長速度で、何故か途中でダメにはならず、収穫期間が9月まで続いた。6月、7月直撒きは、成長は早いものの高温障害か?元気がないまま収穫量も少なく、すぐ枯れた。
逆に8月撒きは、成長も早く長く9月末でも収穫出来ている。
・ジャガイモ4月下旬 直植え ほぼ100パー収穫 順調だった。
・高菜5月下旬 屋外ポット種まき発芽率80以上、収穫2本、大半が全滅。6,7月も発芽させたが虫に遣られやすすぎて全滅。9月に撒いた方が虫の被害が少なく育っている。
・ナスとしし唐と青唐辛子は温室であっても発芽しない。結局6月以降に撒いた種が少量だけ発芽、9月に収穫。6月でも発芽率が悪い。
・かつをいらず 3月~4月に撒いたのは虫や病害に合う前に収穫。5月以降に撒いたのは病気と虫と高温障害で全滅。成長段階で熱すぎるとダメ。
・人参、レタス 9月時点では全滅、一度も成功していない。寒くてもダメ。暑くてもダメ。
レタスに関しては、タネが不良品で発芽すらしなかった。
・ブロッコリー4月でも発芽率は高いが収穫は2本だけ。逆に真夏は発芽率が悪く途中でダメになる。9月撒き結果出ていない。
・安納芋苗植えなので問題なく成長するが、9月時点でも、あまり大きく育たない。高温障害か?葉の色が薄い。
・バジル記載されている適期では早すぎて何度も発芽失敗。やはり5~6月は簡単に発芽成長する。収穫量も成功。
・イタリアンパセリ発芽が難しい。4~5月は2本しか発芽しなかった。6月に5本くらい発芽した。植え付け後も難しい。8月初旬の猛暑で弱って次第に消えて行った。去年も同じ現象が起きたので春撒きはダメ。
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