コマツ PC07-2 ミニユンボ 旋回モーターオイル漏れ!ユンボ Xリング交換 ! DIY

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DIY

こんにちは。

ミニユンボ の 旋回モーター の オイル漏れ 修理 をしたので、自分用で記録しています。

素人のDIYですので、整備の方法や使っている部品など、正しいかどうかはわかりませんが、部分的に参考になる写真や失敗談などもあるかもしれませんので、よろしければ最後までお読みいただけると幸いです。

経緯

オーバーヒート

ヤフオクで買ってから、2日目、いよいよ本格作業開始して30分くらいで突然のエンジン停止!
再度エンジンをかけると、簡単にかかったので、気にせず、そのまま作業続行していました。

それから数分後、またもやエンジン停止!
後方を見ると、煙が出ていたので、終わったと思いました。

数分冷やしてから、再度エンジン始動したら、かかったので、まだエンジンは生きていると判断し、
ディーラーでサーモスタッド、ポンプ、ベルト、を注文して交換しました。

走行モーターオイル漏れ

オーバーヒート問題が解決して、ようやく作業が出来るかと思いきや・・・

キャタピラーを駆動する走行モーターからもオイル漏れがあり・・・ここは、説明文でも「少し漏れてます」と書いてあったが、「使用に問題ない」とも書いてあったのだが・・・

冷却水も入っていないユンボを平気で売るような業者なので、心配になり、念のためギアオイルを入れて見たら、入れた瞬間に全部漏れました。ダダ洩れです。

ですので、「少し漏れてます」じゃなくて、そもそもオイルが空なので「少ししか漏れていないように見える」と言うだけの話で、オイルを入れる事すら出来ないほどの状態だったわけです。

オーバーヒートと、走行モーターの破損・・・これは、ハマったな。

旋回モーターオイル漏れ

オーバーヒートからの、走行モーター・・・。

「いい加減にしろ」と思っていた矢先に、床下にオイル漏れを発見。

直径70㎝程の直系の水たまりになっていました。作動油だと思います。

運搬していただいた出品者の方は、とてもやさしい方でしたが、ここまで不具合が多いと、もはや不動車や廃車、部品取りとして、しっかり記載した上で相応の金額でジャンク販売すべきですよね。

運営会社も助けてくれないでしょうから、泣き寝入りするしかありません。

作業開始

下の鉄板を外して点検したところ、旋回モーターのオイルが漏れてるように見えたので、DIYで修理しようと思います。

この部品も、名前はわかりませんが、よくオイル漏れを起こすとの事で、旋回モーターと、同時にパッキン交換を進められましたが、今回は漏れていないのでやめておきます。

旋回モーター 取り外す前の 下準備!

一部レバーも、ボックスに一体化しているので、部品を取り外してから、ボックスごと外しました。

ボックスごと椅子を取り外したので、広々としたスペースで旋回モーターも作業しやすい距離になりました。
旧車だからか?長年の土やオイルが混ざって大量に乗っていましたので、ケレンヘラで撤去して掃除しました。

旋回モーター 外します!

4本のボルトは17番のラチェットでしたが、強烈に硬かったです。
椅子とボックスを事前に外していたので何とか力が入りましたので、回りました。

4本緩んだので、一安心です。

事前に作動油の圧を抜いてから、旋回モーターのホース2本を外しました。

事前に圧を抜いていたせいか、作動油が噴き出したり、流れ出る事も無かったです。

本当にオイルが漏れているか? 確認しました。

取り外すと、下側の歯車が丸見えになります。
歯車の軸が回るので、そこにパッキンが入っているはずです。
それがxリングと言うパッキンみたいですね。

今回のオイル漏れは、旧車特有の xリング の劣化が原因と思われますので、交換して行きます。

歯車同士が重なるので元々グリスは塗ってあると思います。
しかし、それにしても、グリスにしては水気が多いので、漏れた作動油とグリスが混ざっているものと思われます。

旋回モーターのパッキンが原因であることを確認するため、歯車の周辺をいったん綺麗にしました。

歯車周りを完璧に綺麗にしました。

そしたら、逆さにして置いておきます。オイルが漏れてくるはずなので・・・

一時間ほど別の作業をしていたので、そろそろ確認します。

写真では分かりにくいですが、現物は綺麗なオイルが付け根から滲み出ていました。

よって、予想通り、付け根の xリング の劣化や破損が原因であると思われます。

漏れを確認したので、作業しやすい場所に移動しました。

現地は電気もクーラーも無いので、基地に持ち帰りました。

ここでやれば、トイレもあるし、冷たい物も飲めるし、スポットクーラー、もあるので、快適に作業が出来ます。

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8月初旬の作業!クーラーが無いと出来ませんW
私のは10年以上使っているので汚いですが、涼しいです。

8月はスポットクーラー無いと、こう言う細かな作業は出来ませんW

「ここだけ、外して「 xリング が出てこればいいなあ~」と思って、最初は六角レンチを全部外しました。

ところが、歯車がデカすぎて、抜けませんでした。
完全に外さないと、内側を見る事も、xリング を外す事もできないと思いますが、可能なら隙間から交換してしまった方が全部バラスより楽だと思います。不可能だと思うけど。

と、いう訳で、諦めてケツの方から、遠回りして外していきます。

一番上の部屋から、開けて行きます。

いきなり、小さなピンとバネが2個づつ出てきました。
しかも、元の場所ではなくて、穴の中に転がって入り込んでいて、元々どこの部品か?わからなくなってしまいました。

小さなバネとピンです。

2番円の部屋かな?

専用工具は凄いですね。

マイナスドライバーで無理矢理やっていましたが、リングがゴツ過ぎて全く外れなかったので、
ロックリングプライヤーなるものを注文しました。

・ASTRO PRODUCTS 07-03336 ロックリングプライヤー 07-03336

外した後も、安定して落ちません。
握りしめると開くタイプなので、片手でCリングを開く事が出来ました。

ベアリング から ゴツい ピン軸 を抜きます。専用工具が必要!

大きな油圧プレスみたいな機械は持っていませんので、これを使いました。

・7Akiranoai 14点セットベアリングプーラー 30-75mm ストレート ギヤプーラー 5トンの容量爪掛け式 ギヤプーラー ベアリング外し セット

写真の丸い物は、ピン軸の円形に近いラチェットを使用しました。ラチェットの四角い穴にネジが入って行かないよう工夫が必要です。

無事、ピン軸が抜けました。
写真上部にラチェットを乗せて押し出したイメージです。

最初に外していたプレートですがベアリングを固定するため、再度取り付けていました。
ベアリングから軸が抜けたので、ようやくプレートを外せます。

ようやく Ⅹリング が見えるハズ。

本来は、ここだけ外して終わりにしたかったのですが・・・
ようやく、この時が来ました。

内側にゴムが入ってるのが見えます。

ボロボロに劣化した Ⅹリング をようやく外す事が出決ました。
車体側のオイルの塊や汚れ具合と、Ⅹリングの劣化具合から想像すると、相当前からオイル漏れしてたと思われます。

鉄プレートの裏に写真のような細い Oリング も入っていました。ついでに交換します。

Ⅹリング 協和シール工業 / KX-48 NBR

モノタロウで近いサイズを発見しました。 内径49.6mm と言う事で内径50mmの軸に対して密着するにはちょうど良いと思います。

Xリング(ニトリルゴム) 内径49.6mm線径4.3mm外径58.2mm 
 内径(Φmm)49.6 外径(Φmm)58.2 注文コード18886065 品番KX-48 NBR

これを、1つ注文しました。(適合しました)

こんなズタズタで変形しまくってるゴムを計測するのもアレですが、目安として一応やりました。

内径で 50mm くらいになるはずです。

やはり、50mmちょっとくらいになっていますね。

やはり、50mmで、正解みたいです。

線径は4.2mmより多少大きめ位でいいと思います。

軸のピンが50㎜くらいで、穴は0.2mm大き目で妥当だと思われます。

軸のピンにしっかり密着すべきだと思われますので、50mm 以下の内径のxリングが必要だと思われます。

Oリング は、全部で5つ必要みたいです。

こちらも、モノタロウで注文しました。(1サイズ?デカすぎてダメでしたので再利用しました)

Oリング AS568(ARP568)(固定用、航空機用Oリング油圧用) NBR 
内径do(Φmm)82.27(±0.38) 線径(Φmm)1.78±0.07 注文コード37978945 品番AS568-042A

このサイズは、1つだけ買いました。

こちらの Oリング は、撤去の際ブカブカでした。

外形81mmが良かったのですが、85.83mmしかなかったので、これにしました。
ブカブカとは言え、少し大きすぎるので入るか心配なため、保険として、下で紹介している Oリングを、本来3本で良いのですが5本注文しておきました。

旋回モーターは5分割です。

1段目

モノタロウで、1本だけ買いました。(1サイズ?小さすぎてダメでしたので再利用しました)

Oリング AS568(ARP568)(固定用、航空機用Oリング油圧用) NBR 
内径do(Φmm)63.22(±0.25) 線径(Φmm)1.78±0.07 注文コード37978893 品番AS568-037A

2段目

ここからは、同じサイズが続きます。(1サイズ?デカすぎてダメでしたので、ほぼ再利用しました)

Oリング AS568(ARP568)(固定用、航空機用Oリング油圧用) NBR 種類AS568形固定用 1個
内径do(Φmm)75.92(±0.38) 線径(Φmm)1.78±0.07 注文コード37978936 品番AS568-041A

まずは、1つ目。

写真は計測位置がズレてしまって72.7mmになっていますが、溝部分を計測したら 内径74.2mm でしたので、75.92mmなら良いと思います。線径1.8mm程度でした。4つとも同じサイズと思われます。

・シンワ測定(Shinwa Sokutei) デジタルノギス 大文字 2 150mm 19995

3段目

3段目には溝が無くて、次の4段目に溝があります。

4段目の裏側に溝がある。

Oリング AS568(ARP568)(固定用、航空機用Oリング油圧用) NBR 種類AS568形固定用 1個
内径do(Φmm)75.92(±0.38) 線径(Φmm)1.78±0.07 注文コード37978936 品番AS568-041A

同じサイズで、2つ目です。

5段目

Oリング AS568(ARP568)(固定用、航空機用Oリング油圧用) NBR 種類AS568形固定用 1個
内径do(Φmm)75.92(±0.38) 線径(Φmm)1.78±0.07 注文コード37978936 品番AS568-041A

同じサイズで、3つ目。全部で3つ買いました。

組み込み

OリングとXリングが全て揃いましたので、組み込んでいきます。

綺麗に並べておいたのですが、何度かOリングを外したりしてるうちに、順番が分からなくなってしまいました。

Oリングは、サイズを間違えてしまったのか?合わないのが多いです。
全体的に大きすぎました。サイズ間違えたやつは古い物を再利用します。

サイズを計ってから注文したのに、ことごとく、サイズが合いません。

因みに、小さくても大きくても入りません。出てきてしまうからです。

このXリングを変えたいがために、ここまで苦労をしています。
これだけでも、サイズが合っていてよかったです。

ベアリングの内側が壊れないようにラチェットで押さえて、木を乗せてハンマーです。
開いた側にギアがあり、同様に木の上に乗っかっています。

Cリングが入る溝がでてくるまで、叩き出しました。

Cリングを付けるときも、取り外した時と同じプライヤーではめれました。

ユンボへ取付

取り付け お掃除

旋回モーター周辺は、オイルと泥で固まったで汚れが多く付着していたので、ヘラとマイナスドライバーを使って出来るだけ取り除きました。

こそぎ落としても、こんなに汚いですが、最初は埋もれるほどオイル塊が蓄積していました。

この部品に付いていたラベルが取れてしまいました。

このヘラで、こそぎ落として・・・

電気が無い場所なので、充電ブロワーで吹き飛ばしました。
エアコンプレッサーが使えないので、仕方なく持って行きましたが、ブロワーでも十分綺麗に掃除ができました。

・マキタ(Makita) 充電式ブロワ 18V バッテリ・充電器別売 UB185DZ

充電式ブロワーで、駐車場や庭の掃除でをすると、今までの苦労していた事が嘘みたいに楽
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話を戻して・・・

床や配線回りのオイル塊をおおよそ取り除けたので、旋回モーターを取り付けました。

完成後に作動油をいれて、旋回しまくりましたが、オイル漏れは治ったみたいで一安心。

椅子を戻して、レバー類も復旧して・・・

旋回モーターは、無事完成です。

まとめ

旋回モーターは、何とかDIYで出来ましたが、走行モーターはフタが開けられないので業者さんにお願いする予定です。

今回注文したOリングは、ほぼサイズを間違違ってしまったので、古いOリングを再利用しました。
肝心のXリングだけは、バッチリサイズが合っていたので、助かりました。

因みに、Oリングは多少のサイズ違いなら伸びるので使えると思っていましたが、大きすぎても、小さしぎても、はまりませんでしたので、皆さんは間違えないように注文してくださいね。

私は整備士でもなく、自己責任で整備をしていますので、ここで紹介しているやり方や使用した部品が正しいかどうかは、わかりません。構造や写真などの参考になる部分だけ見ていただき、最終的には自己責任でご判断いただければと思います。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

・リビルド走行モーターに交換した記事も、ぜひご覧ください。

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