こんにちは。
今回は、事務所の瓦屋根から雨漏れしてるので修理してみました。
写真は内側から見た天井です。汚くてすみませんw
この天井は、リフォームの時から雨漏れが疑わしかったのですが、とりあえずは谷間の板金をコーキングと塗装でしのいでいましたが、やっぱりダメだったみたいです。

とりあえずは、雪がふっているので屋根には上りたくないので、この日はそのまま帰りました。

翌日、屋根を見てみたらこんな風に穴があいていましたので、この穴が雨漏れの原因と思います。
2か所穴がありました。


今回使った材料
今回は、ホムセンでこんなようなものを買ってきました。
・棟 【5本入】 屋根役物 GLカラー鋼板3色 6尺
棟板金(むねばんきん)と言うらしいです。
本来は、屋根の頂点に付ける板金だと思いますが、これを反対向きにして谷間に入れました。
私のホムセンは、これしか売ってなかったので・・・
こんな感じの仕上がりですが、これで雨漏れは治りましたので、作業内容を書いてみようと思います。

コーキング
今回は下地に穴が開いていたので、一応穴だけコーキングで埋めました。
棟板金を下からスライドして差し込んだので、コーキングは無意味だったかもしれませんが、一応は埋めました。
錆止め下地塗料 と 仕上塗料
棟板金を逆さにして使ったので、写真の様な色でした。本来はコチラが裏側になるので、こんな色をしているんだと思いますが、紫外線や水への耐候性を高めるため錆止めと仕上を塗りました。

錆止めは、下地を作る役割もあるので塗った方がいいと思います。
・アサヒペン 塗料 ペンキ 超速乾サビドメ 0.7L グレー 油性 錆止め 下塗り用 超速乾 2時間後に上塗りOK エポキシ系防錆塗料 1回塗り 日本製
仕上の黒塗料はこれですね。
・アサヒペン 塗料 ペンキ 油性高耐久鉄部用 1/5L ツヤ消し黒 油性 サビの上からそのまま塗れる 艶消し 1回塗り 高密着性 耐候性 日本製
板金ばさみ
6尺の長さを2枚買ってきましたが、丁度よかったですので、ほとんど切っていませんが、多少のカットは必要でした。板金用のハサミは何かと便利なので買っておいてもいいかもしれませんね。
安い物をありますが、私はこれを何十年も使っていて、長く使えるのでおすすめです。
・エヌシキ 金切りはさみ テスキーU 倍力鋏 260mm
作業の手順
今回は、元々の谷桶を外したり、瓦屋根を外したり、はしていません。
何故なら、谷桶の下にあるアスファルトルーフィングまで取り換えたとしても、どうせ瓦全体のルーフィングが同じように劣化している事が予想されるからです。
やるなら、屋根の瓦を全て降ろして、全部やった方がいいわけです。
ですので、今回は、瓦も外しませんし、ルーフィングも交換しません。
上から被せるだけですね。
まずは、穴だけはコーキングで埋めました。
本来は数日おいて、コーキングが完全に固まってからが良いのでしょうが、時間が勿体ないので一日でぜんぶやりました。

コーキング穴埋めが終わったら、下から差しこんでスライドです。

一番上まで差し込んだら、一番上が斜めの形状だった事に気づき、せっかく差し込んだのに抜く羽目になりました。皆さんは一番上の形状を先に確認して切ってから差しこんでくださいね。
次に、2枚目ですが、写真がありませんが、両サイドの立ち上がり曲げ部分をカットしないと重ねる事が出来ませんでした。一人でやる場合は写真のように切れはしを突っ込んで重なるように誘導するといいですよ。

2枚がちゃんと入ったら、錆止め塗装を塗ります。

白いのは速乾の錆止めなので、その日のうちに仕上の黒も塗れました。

因みに、一番下は、水が雨どいに入りやすいように曲げました。真ん中に切り込みを入れて手で曲げただけです。

錆止めは、板金が粉っぽかったり、油膜が付いている事も踏まえて、ゴシゴシ塗る事が重要です。
写真の様に、どっさり上に載せるだけでは下地処理になりません。

見た目は、上の方が綺麗に感じますが、下のようにグリグリと同じ個所を何度もこすりつけるのが正解です。

速乾の錆止めが乾いたので、その日のうちに黒の仕上げを塗ります。
諸説ありますが、私は完全硬化する前に仕上を塗る方が密着するので良いと思います。

仕上は、下地処理とは違うので、グリグリ塗ってはいけません。綺麗な艶になる量を素早く乗せていく
イメージです。同じ場所を何度もなでると、錆止めが溶けて混ざってきますので。

全部黒で濡れたので、一応は完成です。
可能であれば、後日仕上の黒をもう一度塗るのがおすすめです。
因みに、私は寒いので1回しか塗っていません。

見えにくいですが、写真の真ん中あたりが、谷桶の板金修理をしたところです。
瓦も外さず、インチキしたとは、とても思えない綺麗な仕上がりだと思います。

雨漏れ 治りました!
雨の日に、確認したところ、室内への漏れは完全に無くなりましたので、谷桶の穴が原因であったと思います。

雨は昨日の夜からずっと降っていたので、それでも漏れないのですから完全に治ったと思います。


まとめ
今回の 雨漏れ のように、瓦屋根の雨漏 れの大半は、この 谷桶 の部分が原因であると思います。
この部分は、長い年月、直射日光や雨を浴び続けるため劣化や錆や腐食が避けられないんですね。
これを見ている皆さんも、もしかしたら既に雨漏れしているかもしれませんが、今回私が行った方法なら簡易的に綺麗に修理できるかもしれません。
アスファルトルーフィングも劣化しているので、全て撤去して交換したい方もおられると思いますが、30年以上の築年数なら、下手に大掛かりにやらない方が無難だと私は思います。
やる時は、もう、瓦全部やり直す時だと思いますね。
そんなわけで、今回は、確実に簡単に雨漏れを治してみました。
もし、同じ症状でお悩みの方がおられましたら、ぜひ参考にしていただければと思います。
屋根の上の作業は危険を伴いますので、未経験の方や自身の無い場合は業者に依頼してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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