笹刈刃の研ぎ方! どこまで研ぐべきか?

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こんにちは。

今回は、草刈機に付ける笹刃の研ぎ方を私なりの方法ではありますが、ご紹介させていただきたいと思います。

笹刃は消耗すると、チップ刃とは異なり、チップが減る程度の消耗ではすみませんよね。
刃の形状、原形自体が変わってしまうほどすり減ってしまうのが笹刃の特徴だと思います。

そこで、新品時の形状に修復する事が求められると思うのですが、元の形状に戻すとなると結構な手間がかかるんですね。特に刃の溝を半円形状に削る事は困難です。

ですので、私は購入時の形状を追求せず、半円部分を作らず研いでいます。

笹や草が刈れ、尚かつ羽持ちが良ければ合格と言う考え方です。

ですので、新品同様の形状に研ぎたい方、形にこだわりがある方はこのブログを離脱してくださいね。
この記事では、問題なく草や笹が刈れる!尚且つ刃が長持ちすると私が勝手に思っている研ぎ方を紹介して行こうと思います。

まずは、私が、笹刃を使っている理由です

草刈り刃には、笹刃だけでなく、多くの形状がありますよね。
その中から、私はあえて笹刈り用の刃だけを好んで使っています。草刈りの時も笹刃です。

理由は、以前のブログでも紹介していますが、私の使用する場所の状況に笹刃が最も合っているからです。また、ワイヤー式やチップソー、笹刃を対象物によって使い分けたり、多くの種類の刃を維持管理するのを避けるため、何でも刈れる万能な笹刃一択に決めたわけです。

笹刃の紹介

右側が、私がおすすめの笹刈り用の刃になります。
刃の厚みが1.25mmですので刃研ぎをしながら長く使えると私は感じています。
また、直径が255mmである事も長く使える要素です。

これから笹刃を使おうとお考えの皆さんは、真ん中のアサリ割り機も買っておいた方がいいと思います。

・津村鋼業 ツムラ 笹刈刃 ミガキ 255mm×1.25mm×30P 1411

・ツムラ ハンディセット(アサリ割器)

私流の笹刃の研ぎ方

まず、こちらは、ホームセンターの10枚入りの普通のチップソーを笹刃に改造したものです。
この刃は、板厚が0.8mm程度しかありませんので棒やすりで簡単に研げます・・・、

しかし、その分消耗するのも早いです。元々は普通のチップソーなのに勝手に改造してるんだから、消耗が早いのは当然の事ですね。皆様にはおすすめは出来ません。

研ぎながら長く使うなら、先ほどご紹介した1.25mmがおすすめです。

・津村鋼業 ツムラ 笹刈刃 ミガキ 255mm×1.25mm×30P 1411

これですね。

それでは、私流の笹刃の研ぎ方!形状を説明していきます。

下準備

・ツムラ 笹刈刃修正定規

修正定規は、器用な方ならご自身で作る事もできるかもしれませんが、私は買った方が早いので買いました。円が正確にかける事と、30p限定ですが、刃の並び距離が正確に出せる事がメリットです。

こちらの笹刃は直径が225mm。刃の数が30pですので、この修正定規が使えます。

・津村鋼業 ツムラ 笹刈刃 ミガキ 255mm×1.25mm×30P 1411

このように、真ん中の穴が合いますので、入れるだけです。
削れてしまった刃先に最も近い1個下の穴を選んでボールペンなどを差し込んでコンパスのように円を書きます。

何がしたいかと言うと、下図のように、円と直線の交わる点が知りたいわけです。
青〇部分を全ての刃に対して書き出したいわけですね。

実際にやってみると、下のようになります。

青線の感じで不要な部分を削ります。ちょっと線がズレているのは私のパソコンスキルの問題です。
皆様は、交差点と刃先を青線がずれないように丁寧に書いてくださいね。

刃先は、修正定規で書けないので書いていませんが、刃先は現状の刃先合わせで大丈夫です。
何故なら、回転してすり減ってるわけですので、ほぼ均等になっていると思いますし、均等である必要もさほどないからです。そして、使うとまたすり減るわけえですので、刃先の真円にこだわる必要は無いと私は思います。

刃の形状を修正していきます。

このように、グラインダーなどで先程書いた青線に合わせて刃の数30か所を削り落とします。

グラインダーで削るのは、青線の部分だけです。

刃付け

丸やすりで一つ飛びに削って刃を付けていきます。
一つ飛びで削り終えたら、裏返して、同じことの繰り返しになります。

私流では、この時、半円型に削る必要はありません。ですので、グラインダーで半円形状を作る工程を省いています。丸い棒やすりで裏側に到達するくらいの刃を付ければいいわけです。

アサリ割り

刃が研ぎ終わったら、
アサリ割り機で、上、下、上、下・・・と、順に折り曲げてアサリを付けていきます。
この時、必ず、刃が付いていない方に曲げます。

次の刃は、下に曲げます。刃が付いていない方向が下だからです。
曲げ具合は、アサリ割り機のゲージ(黒いボルト)が触るまでです。触った時点で曲げっていようが、いまいが、終了です。シビアに曲がり具合にこだわる必要はありません。

アサリ割りの曲げ具合

完成写真が見にくいですが、上のは刃が右に曲がっているのがわかがりますでしょうか?

写真の上の方の刃は右側に、下の刃は左に曲がっていますよね。
このように、微妙に交互方向に曲がっているくらいの感じがベストです。曲げ過ぎは厳禁ですが、曲がっていないのは何ら問題ありません。ノーマルは曲がっていないわけですので・・・

完成したので、草刈機に付けました。

切れ味

藪を刈りましたが、新品時との差はわからないくらいよく刈れましたよ。
2センチくらいの木の枝もツルもまとめて全部刈りました。

小さな笹?も問題なく刈れました。

2時間くらいの藪と土手の草刈りをしましたが、刃の消耗はあまり感じませんでした。
個人的には、鋭利な刃物みたいに研がない方が、長く持つような気がします。相手が草や小枝や竹だから・・・そうなるんでしょうね。

使用後の刃のヘタリ

2時間使用後、下の写真見ても、研ぎ終わった時と差ほど変化がありません。
雑に研いでるだけあって、変化がないわけですねW

しかし、よく刈れましたので見た目が雑でも問題ないかと思います。刃も長く持ちましたし。

まとめ

今回は、笹刃の研ぎ方を私の勝手な考え方で説明していきました。
修正定規の使い方、研ぎ方、アサリ割り機の使い方も、全て私の独断と偏見だけで説明しています。

ですので、本来の正しい使用方法では無いかもしれません。

しかし、私としては、これで十分な切れ味を感じていますし、刃も長く持ちますので、これでやっています。何よりも、桁違いに研ぐ手間がかからないのが最大のメリットだと思っています。

今回の草刈り後は刃の形状は維持されていたのでグラインダーも辞めました。棒やすりで再度刃を付けただけで、また使えてしまいましたので、更に手間がかかりませんでした。

グラインダーでの形状習性は、2回か3回に1回くらいでいいように思います。棒やすりで刃だけ付ければいいですね。

要点をまとめますと、

・30枚付いた笹刃を用意する。

・津村鋼業 ツムラ 笹刈刃 ミガキ 255mm×1.25mm×30P 1411

・定規で円を書く。
・定規で線を書く。

・ツムラ 笹刈刃修正定規


・円と線の交差点までグラインダーで削る。グラインダーは卓上式で無くてもいいです。
・刃付けは、表、裏の順に交互に付ける。刃は反対面まで届いていればok。
・アサリ割り機でアサリを付ける。必ず刃が付いていない方向に曲げる。

・ツムラ ハンディセット(アサリ割器)


・草刈機にセットする。
・草を刈る。

・次は、丸やすりで研ぐだけでok.
因みに、私は写真に写っている安物の棒やすりで十分研げています。直径6mmくらいの丸ヤスリです。

と言った、流れとなります。

作業写真では、多々、保護手袋も着用せず作業をしていますが、刃を研ぐときにヤスリが滑って刃に何度も指が当たっています。実際刃で指が切れた事もありますので、皆さんは安全第一で正しい作業を心がけていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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